製品づくりにとって空気は大敵

企業が作る製品にとって、最も大事なことは消費者に届くまでそして購入されてからも長らく利用できる耐久性です。製品づくりにとって大事な耐久性において、最も気を付けなければならないと認知されているのが「空気」になります。空気は大気中に含まれているため避けることができないのですが、製品づくりにとって耐久性を著しく損なう物質です。

その理由として、空気は材料をかき混ぜたり加熱をするという工程をすると表面張力が発生し薄い膜を作ります。この薄い膜が「泡」であり、時間がたつと表面張力の効果がなくなることで割れます。空気の問題というのは、この割れた後です。割れた後は空気が外に逃げることで、泡の入っていた部分と空気が外に逃げて行った部分に空洞が生まれます。その空洞が多いと衝撃に弱い箇所になってしまい、運搬中に限界を超える力が加われれば簡単に破損してしまうのです。

空気を消滅させるリン酸処理

これまで材料に含まれていた空気の膜を取り除くための方法は、表面に出ている膜は手作業でつぶしたり泡自体が発生しないように撹拌を工夫するなどを行っていたのです。これまでは創意工夫をしても完全に消すのは難しかったですが、薬品会社と協力をしてある液体を添加することで問題をクリアすることに成功します。その液体というのが、ミネラル成分の一種「リン」を主成分とした消泡剤です。この消泡剤を加えることで、材料に入ってしまった空気の膜を壊す効果があるのです。この消泡剤を添加することにより、これまで取り切れなかった泡を効率よく消すことができるので商品の耐久性を上げることに成功します。

リン酸処理は適切な処理をする必要があります。そのため、専門的に取り扱っている業者へ依頼をする事が大切です。